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2020の投稿を表示しています

チャペックの新作、アンタークティック。完成までのストーリー(動画特集)

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チャペックの最新作、 アンタークティック 。数々の困難を克服し、やっと完成品のデリバリーまでたどり着きました。

度胸があるなら、横切ってみなさい !! - チャペックの新作「アンタークティック パサージュ・ドゥ・ドレーク」

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2020年11月、ジュネーブ – 本年5月に発表したAntarctique Terre Adélie(アンタークティック テール・アデリー)コレクションの成功を受けて、Czapek社は、パンデミックの中にあっても会社を創造的かつダイナミックに運営しながら、独特のダイアル・モチーフを備え、大幅に改良されたニュー・ムーブメントを搭載した最新コレクションを発表しました。 Antarctique Passage de Drake(アンタークティック パサージュ・ドゥ・ドレーク) 新しい「アンタークティック パサージュ・ドゥ・ドレーク」コレクションは、テール・アデリーのスポーツシックなケース・デザインと、不規則な台形型のモチーフが3Dでエングレーブされた表面が、影の遊びを作り出すダイアルを組み合わせています。 「このユニークなダイアルのデザインは “Stairway to Eternity(永遠への階段)”と名付けられました。私たちは、他とは大きく異なるシグネチャーとなるべきダイアル・デザインを探究しており、当初はアンタークティック テール・アデリーにこのダイアルを採用する計画でしたが、完成させるまでには非常に長いプロセスが必要だったので、テール・アデリーには忘れ去られたテクニックを復活させたラメ仕上げのダイアルを使いました。」とCzapek社のCEO、Xavier de Roquemaurel(ザビエル・デ・ロックモーレル)は明かしました。 「ある時、私たちのデザイナーが誤って台形のモチーフを50%拡大してしまったことがあったのです。それを見て、ようやく完璧なモチーフが見つかったと思いました。それはとても素晴らしく、まさに間違いから生まれた美しさです !」。すべてのCzapekのデザインは正式に登録されており、それは会社の方向性のあるアプローチを示したものです。 それでは、このモデルの内面に迫ります。 SXH5 – プロトタイプから完璧なものへ 5月にベース・ムーブメントが発表されて以来、Czapek社は自動巻きムーブメント、キャリバーSXH5を継続的に改良し、精度、パフォーマンス、美観を向上させてきました。これらのアップグレードは、99本の限定生産であるテール・アデリー コレクションとパサージュ・ドゥ・ドレーク コレクションの両方に適用されます。 動力源として設計されただ...

アーミン・シュトローム - 初のポップアップ・ストアがグランドオープン

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チューリヒにて、アーミン・シュトローム初のポップアップ・ストアがグランドオープン

独創的なテーブル・クロック「ロータス」 - 人類が、今、直面しているすべての困難の克服を祈って

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ロシア、サンクト・ペテルブルクの独立時計師 アントン・スハノフは、 古代からの神聖なシンボルである「ロータス(ハス)」をテーマに、人類が深刻な脅威に直面している2020年、「ハス」のもつ驚異的な生命力、泥沼で生まれながらも美しい花を咲かせる、純粋さと悟りの象徴である「ハス」のように、人類がすべての困難を克服することを祈願してコンプリケーション・クロック「Lotus(ロータス)」を製作しました。

アーミン・シュトローム、初のレディス・ウォッチ - レディビート

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アーミン・シュトロームの最新ウォッチは、常に革新を目指すブランドの目標を示しています。ブランドの代表的なムーブメント、ダイヤルとケースを大胆にデザインしたレディビートは、競合力のある価格で革新的な時計づくりを行う新しいシステム78コレクションの記念碑的モデルです。

ショパン・ウォッチ - 化粧箱とディスプレイは語ります。

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時計というと、本体はもちろんですが、ボックスとかディスプレイにも興味深いストーリーが隠れています。 弊社では、ショパン・ウォッチの取り扱いを開始しました。 時計に隠されたストーリーは こちら からご覧ください。 さて、今回は、時計と同様に重要なもの、化粧箱についてのお話です。 時計の到着までは、ショパン = ピアノなので、おそらくピアノのような鏡面光沢仕上げがなされた化粧箱とばかり思っていました。 しかしながら、この予想は外れ、実際に届いたボックスは木目が美しいマホガニー製でした。 このことについて、ショパン・ブランド設立を担当したBłonie(ブウォーニェ)社のCEO、Michał Dunin(ミハウ・ドゥニン)に尋ねてみました。そして、彼から興味深い回答が戻ってきました。 ボックスとディスプレイ ボックスはマホガニー製で、木製のヒンジや象嵌細工のテクニックなど、ショパンが生きていた時代(19世紀)と同様の技法を駆使して100%ポーランドで手作りされています。 木製のヒンジ 天然のオイルのみを使用したニス塗装がなされています。内装は天然スウェードを使用。 「モダン」な要素は、ブラックの外箱を閉じるためのマグネットと引き出しのメカニズムだけです。 ブラックの外箱 プッシュ式の引き出し 引き出しを開いたところ ご参考までに、将来的にサイズが変わって(縮小)して、引き出しが機能しなくなるのを防ぐため、引き出しの内部にはサンバ材が使用されています。そのため色が異なります。  マホガニー材の使用は偶然のことではありません。第一に、19世紀にショパンが演奏したであろうグランドピアノは、おそらくマホガニー製であり、非常によく似た方法で仕上げられていたのでしょう。これが主なインスピレーションでした。 二つめは、革命のエチュードが書かれた1831年に、ショパンがパリのポワッソニエール通り(Boulevard Poissonnière)に滞在してたことです。5階にある彼の部屋にはマホガニーの家具が備え付けられていて、彼はそれがとても好きで、そのことを家族や友人への手紙の中で何度か言及しています。したがって、マホガニーの仕様は私たちにとって絶対的に最良な選択でした。 このように、 Michał Dunin(ミハウ・ドゥニン)は教えてくれました。 そして、ディスプレイも同様のマテ...

チャペックとアラブ・ウォッチ・クラブによる、 エミレーツ財団支援のための隠された宝物

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  2020年10月、ジュネーブ – Czapek & Cie.は、Arab Watch Club(アラブ・ウォッチ・クラブ)と協力して、世界初のゾイサイト製のダイアルを備えたPlace Vendôme(プラス・ヴァンドーム)のユニークピースを製作しました。そしてこのモデルは、エミレーツ財団を支援するため、クリスティーズ主催のオークションに出品されます。   コラボレーションの精神 困難な時代には、回復力を持ち、コラボレーションを強化してより強くなり、困っている人々を支援することが重要です。この信念は、ジュネーブを拠点とする高級時計の独立ブランド、Czapekの考え方に強く浸透しています。またこのブランドは、「We Collect Rare People(私たちはレアな人たちを集結させます)」をモットーとしたコラボレーションの精神で知られています。クラウドファンディングにより再興したCzapekは、常に製造パートナーの名前を宣伝し、すべてのクリエイティブを通じて、株主やコレクターとともに関与させてきました。また資金調達を支援するため、Only Watchオークションや、青少年のためのインターナショナル・アワード基金(Duke of Edinburgh‘s International Award Foundation)などに時計を寄付してきました。現在、Czapekはアラブ地域でもっとも著名なコレクター・グループのひとつであるArab Watch Clubと協力して、 Emirates Foundation (エミレーツ財団)を支援しています。ボランティア組織のための資金調達を支援するために、Czapekはブランドの最上級コレクションであるPlace Vendôme(プラス・ヴァンドーム)のユニークピースを製作しました。「The Treasure(宝物)」を意味するアラビア語でAl Kanz(アル・カンツ)と名付けられたこのユニークピースは、クリスティーズによって、オークションにかけられます。  エミレーツ財団のCEO代理を務めるAhmed Talib Al Shamsi(アハメッド・タリブ・アル・シャムシ)氏は、「Arab Watch Clubと世界的に有名な時計ブランドであるCzapekとのコラボレーションを歓迎し、民間がその社...

ジュリアーノ・マッツォーリ – マノメトロの薄型バージョンを発表。

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ジュリアーノ・マッツォーリ – マノメトロの薄型バージョンを発表。「マノメトロ・コンプレスト」と名付けられました。 会社概要 同社は、Giuliano Mazzuoliのブランド名で、ミドル – ハイエンドのマーケットをターゲットにしたユニークで、高品質な作品を製造しています。フィレンツェを囲むトスカーナの丘に位置する同社は、イタリア製の製品に通常みられる高水準で高品質のクラフトマンシップ、デザインの革新性、創造性をたゆまず追及することを特徴とする製品を3世代にわたって製造してきました。ジュリアーノ・マッツォーリは、日常のオブジェからインスピレーションを得て、世界の想像力をとらえた、時代を超越した作品を生み出しています。 「マノメトロ」という時計 何年もの間、ジュリアーノ・マッツォーリは、市場に出回っているどの時計とも異なる、革新的なデザインの時計を作るという夢を持っていました。彼の時計のインスピレーションは、ある日、彼が圧力計を見た時にやってきました。 彼が自身の時計「マノメトロ」(イタリア語で「圧力計」を意味します)を見つけたのはこのオブジェからでした。 新しい「スリム」なバージョン Manometro Compressed(マノメトロ・コンプレスト)と呼ばれる薄型のケースを備えた新しいバージョンが発表されました。ステンレススティール・バージョンはすでに入荷していますので、今回はブロンズ・ケース・バージョンに特化してご案内いたします。 新しいケースの厚みは、通常モデルの14mmから10mmにcompressed(圧縮)されています。 オリジナル・マノメトロ - 14mm マノメトロ・コンプレスト - 10mm 径は同じままで、ウォッチメイキングの世界で長年にわたって好評を博している、オリジナル・モデルの特徴を維持しています。 この時計は、ジュリアーノ・マッツォーリによってイタリアでデザインされ、高精度のスイス製ムーブメント、熟練のウォッチメーカーにより、最高級のマテリアルのみを使用して、スイスで製造されています。スイスの最高のテクノロジーとイタリアのデザインを組み合わせたこの時計は、そのシンプルさと本質的なスタイルがユニークです。 クリエイティブなデザイン要素に加えて、技術的には、スイス製の精密な自動巻きムーブメントが搭載され、ケースは、ポリッシュ仕上げのステン...

Schwarz Etienne ROMA SYNERGY by Kari Voutilainen(シュワルツ・エティエンヌ "ローマ・シナジー" バイ・カリ・ヴティライネン)- part 2

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Schwarz Etienne ROMA SYNERGY by Kari Voutilainen(シュワルツ・エティエンヌ ローマ・シナジー・バイ・カリ・ヴティライネン)、part 1では、このモデルの開発にまつわる物語をご紹介しました。 今回は、このモデルの詳細について迫っていきます。 Kari Voutilainen – three production facilities  カリ・ヴティライネン – 3つの製造拠点 Kari Voutilainen(カリ・ヴティライネン)は、3つの生産拠点を所有しています。ケース製作を専門とした、Le Noirmont (ル・ノワールモン)を拠点とするジョイント・ヴェンチャーVoutilainen & Cattin(ヴティライネン & カタン)。Saint-Sulpice(サン・シュルピス)を本拠とするComblémine SA(コンブルミーン)は、さまざまな時計ブランド向けに高品質のダイアルを製造してます。そしてMôtiers(モティエ)には、Les Ateliers Kari Voutilainen(レ・ザトリエ・カリ・ヴティライネン)があります。 「シュワルツ・エティエンヌ ローマ・シナジー バイ・カリ・ヴティライネン」のダイアルは、モティエでギョーシェ彫りされたあと、サン・シュルピスの工房に向かいます。そこで、ガルバニック処理がなされます。 Finissage 仕上げ レ・ザトリエ・カリ・ヴティライネンの仕上げ部署では、熟練のフィニッシャーが、表面に絶妙な装飾を施します。最も挑戦的で時間を要するのは「ブラック・ポリッシング」です。この手法では、ダイアモンド・ペーストを均一にコーティングした「錫のプレート」を使用する必要があります。研磨中のパーツは、錫のプレートの表面全愛を注意深く動かして、完全に平らなままにします。正常に作業が完了すると、そのパーツは鏡のような外観になります。 Schwarz Etienne – a modern approach シュワルツ・エティエンヌ – モダンなアプローチ シュワルツ・エティエンヌの工房は、微小なプレートやブリッジを加工するための最先端のCNCマシンを 所有しているのが特徴のひとつです。シュワルツ・エティエンヌは、自社ブランドの時計だけではなく、プライベ...