CZAPEK new models - Expression in enamel

1月の新しいダイアル・バリエーションのリリースに続き、Czapekはハイエンドの仕上げの可能性を模索し続けています。そして、Baselworld 2019にて、同社の実績のある4コレクションからの特別バージョンが発表されました。
それは、Czapek社のシェアホルダーとプロダクション・パートナーの協力により誕生した、素晴らしいエナメル・ダイアルのバリエーションです。


高級時計製造の世界では、メカニズムの精度と効率性は、時計の外観と一致しなければなりません。そして、どんな時計であってももっとも目立つパーツは、ダイアル、つまり計時表示の顔です。だからこそ、Czapekは、既存モデルの美的な幅を広げる方法として、古来のエナメル加工技術についてさらに検討することを決定しました。「エナメルは耐久性があり、特別な深みのある色を演出します。」とCEOのXavier de Roquemaurelは言います。「そのために現在および将来のオーナーのために、私たちのパートナーであるDonzé Cadrans(ドンツェ・カドラン)社、Metalem(メタレム)社と協力して新しいダイアルを製作することを決定しました。そしてそれは、水平分業というコンセプトに敬意を払うものでもあります。」 

Quai des Bergues 25ter
たとえば、Quai des Bergues 25ter(ケ・デ・ベルク 25 テル)には、見事な42.5mm径のXOスティール製ケースと良く調和する、ブリリアントなグランフー・ホワイト・エナメルがセットされています。それは、時計に自然な明るさと明快さを与えます。
Quai des Bergues Sapphire Blue S
もうひとつのQuai des Berguesモデルである、スモールサイズの38.5mm径モデル、Quai des Bergues Sapphire Blue S(ケ・デ・ベルク サファイア・ブルーS)では、新たなアプローチである、エナメルとギョーシェを融合させた「フランケ」技巧によるダイアルが採用されました。この事例では、CzapekのパートナーであるMetalem社が、Czapek独自の「リコシェ」ギョーシェをスタンピング・ツールで再現し、それにシルバープレイト、それからDonzè Cadransによりブルーのエナメル加工がなされます。ブルーのトーンは、Czapekのシェアホルダーとコレクターにより決定されました。「正しいものを得ようとするならば、試行錯誤が必要です。」とXavier de Roquemaurelは当時のことを思い出しました。「今日、誰もがブルーという色目を使っていますが、過去からのインスピレーションと現在の時代を反映した強くてユニークなブルーが必要です。」 
Quai des Bergues Black Enamel S
800度以上の温度で焼成するグランフーのテクニックは、白い文字盤に輝きと活気を与えます。一方ブラック・エナメルは、深海のミステリアスなイメージになります。Quai des Bergues Black Enamel S(ケ・デ・ベルク ブラック・エナメルS)で、この効果を完璧に再現するためには、通常のボンベ型のダイアルをフラットにして、エナメルを均一に広がるよう塗布する必要がありました。 

Faubourg de Cracovie Tao

最後に、Czapekはエナメル加工技術を使って、前例のないブラック & ホワイトの「パンダ」グランフー・エナメル・ダイアルを使った41.5mm径のFaubourg de Cracovie Tao(フォーブル・ド・クラコヴィ “タオ”) を製作しました。9時と3時位置のサブダイアルは、印象的なホワイト・ダイアルにわずかに沈み込んでおり、パンダの目のように光沢のあるブラックに仕上げられています。6時位置のスモールセコンド・ダイアルはホワイトのままで、ダイアル内の日付窓は、まるでパンダの口にようです。12時のローマン数字は、スカーレット・レッドで時計のフォーカル・ポイントになり、すべてはここから始まります。

これらのインパルスは、Czapekブランドのオーナーと会社のメンバーがもたらせたものです。とXavier de Roquemaurelは指摘します。私たちと製造におけるパートナーは、このブランドの潜在的な可能性を最大限に引き出すための素晴らしい冒険に取り組んでいます。彼らの精神的な師であり、創業者であるFranciszek Czapekは、非常にクリエイティブなウォッチメーカーでした。」4つの特別なエナメル・シリーズは、2019年3月20日から26日にかけて開催されたBaselworldにて公開されました。


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