ジュネーブを拠点とするCzapek社は、「We Collect Rare People」というキャッチフレーズで、自社の持つ様々で重要なエレメンツを組み合わせたコミュニケーション・キャンぺーンを開始し、ブランドの独自性を明確にしています。それは、特に「情熱」「希少性」と「アイデンティティ」をあわせ持ったコミュニティを共有するというアイデアです。
「We collect rare people – 私たちはレアな人たちを集めます」というのは、言葉の遊びであり、一種の矛盾語法でもあり、誰が蒐集しようとしているのか、何をなぜ、そしてCzapekの「クラブ」に参加したいのかを人々に自問させます。Czapekは、さまざまな方法でレアな人々を集めています。
まず第一に、Czapekは、エキサイティングなプロジェクト実行に参加できることを誇りに思い、ブランドに対しレアなノウハウを供給してくれるサプライヤーを集結させます。また、ユニークな作品を求めて、クオリティに対して類まれなきこだわりを持つクライアントを集めます。別の意味で、彼らもパートナーとなりえます。Czapekはまた、世界中の、まだ少数ですが優れた販売パートナーも集めています。そして最後に重要なことですが、常に顧客であるだけではなく、高級時計ヴェンチャー企業のオーナーになることを夢見てきた、優れた高級時計の愛好家であるシェアホルダーを集めました。そして彼らの夢は、Czapekブランドの復活を可能にしたクラウドファンディング・キャンペーンで現実のものとなりました。
「ブランドの復活以来」とCzapekのCEO、Xavier de Roquemaurel(ザビエル・デ・ロックモーレル)は説明します。「Czapekは “家族”を誇りに思っています。コミュニティを作るつもりはありませんでした。それは私たちの働き方から生まれたのです。クラウドファンディングにて、現状を公開することで自然と生まれた透明性によるオープンで協調性のある共同作業によって、何百人もの時計愛好家を惹きつけ、彼らをアンバサダーにしてコミュニティを作りました。そんなレアな人々を集めることで、Czapekはより強く、より魅力的になります。」
このキャンペーンは、ボルドーを拠点とするクリエイティブ・エージェンシーであるTaylor/Yandell(テイラー / ヤンデル)が発案し、それが今度はCzapekのパートナーとなり、ファミリーの一員になりました。「私たちの調査では、チャペックな人を表すようなモデルは存在しないことが確認されています。他のブランドとは異なり、Czapekは、どのような人になるべきか、またどのような時計を買うべきかということを定義しません。その代わり、Czapek独自の「ビスポーク」や「カスタマイズ」に関する潜在能力と、希少性、ノウハウが組み合わされることが、顧客を惹きつけるひとつの大きな要因になります。実際、Czapekのオーナーについてはっきりと言えることは、彼らには素晴らしい”時計を見る目“があるということです。」とTaylor/Yandell社のEdward Yandell(エドワード・ヤンデル)は述べています。このキャンペーンのための一連のショートビデオとビジュアルは、それぞれ、Czapekのもつさまざまなレアな要素を強調しています。
これからお話しするのは、Czapekのブティックを訪問して時計を手に入れるクライアントのストーリーです。ただこのお話の焦点は、Czapek独自のレアなノウハウにアクセスできる彼の能力になります。彼が入店した瞬間から、ブティックを出る瞬間まで、私たちは彼を、Czapekのパートナーのアトリエに誘います。そこではクラフトマンが、やがて彼の時計の一部となるコンポーネントを製作しているのです。そして彼は、完成した時計を腕に着けてブティックを後にします。
そうです、彼はレアな時計を入手し、そしてレアな人々が構成するファミリーの一員になったのです。「私たちはレアなノウハウ、ディテール、精密性とともに、職人とクライアントという人間同士での伝達、つまりクラフトマンが完成した時計を直接顧客に手渡しするというパーソナルなふれあいを強調しています」とAlex Yandell(アレックス・ヤンデル)は説明します。
そうです、彼はレアな時計を入手し、そしてレアな人々が構成するファミリーの一員になったのです。「私たちはレアなノウハウ、ディテール、精密性とともに、職人とクライアントという人間同士での伝達、つまりクラフトマンが完成した時計を直接顧客に手渡しするというパーソナルなふれあいを強調しています」とAlex Yandell(アレックス・ヤンデル)は説明します。
「Czapekを選択するというのは単に時計を購入するということではありません。レアな体験、カスタマイズ可能なコンポーネント、独自のスキルにアクセスすることができ、自分なりの独自の方法で、レアな人々が集まった家族の一員になります」「誰もが目的地に到達するまでの道のりは、それぞれ異なります。だからあなたがその人がどのような人物なのかを決めるべきではありません。彼らが、他のどんな人たちとも自信をもって違うというだけです。」とXavier de Roquemaurelは結びました。
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