ポーランドの至宝「ショパン」、その偉大な作曲家へのオマージュ。
偉大な作曲家の時空を超えた遺産と、現代のウォッチメイキング、そして洗練されたデザインが融合した「ショパン」ウォッチ。
この時計に秘められた作曲家の情熱、それに対する思いを、様々なポイントから探っていきます。
ファーストモデルである「ショパンOp.10 No.12」において、ブランドが目指したのは、作曲家の非凡な才能とコンテンポラリーなウォッチ・デザインの両方を組み合わせるというものでした。
まず、ダイアル側の特徴を見ていきます。
酸化処理されブルーの色合いを放つ針、ショパンの時代に人気のあったスタイルを模倣して設計されています。インデックスは、譜表のようなリングにマルチレベルに配列され、10と12のアラビア数字は、ショパンの有名なピアノ作品へのオマージュです。9時側には、ピアノのキーボードに似たパワーリザーブ表示があります。
ショパンのスピリットを独自にとらえたもう一つの要素は、6時位置にあるサブダイアルを囲むプレシャス・ストーンであるカーネリアンで作られた鮮やかな赤い縁です。
この火山石の深い赤色は、19世紀のポーランド蜂起とショパンの信じられないほどの感性の両方を関連付けているだけではなく、死去から96年後、ワルシャワの聖十字架教会の柱に埋め込まれた偉大な作曲家の心臓を象徴しています。また、この96は、ムーブメントのパワーリザーブの数値でもあるのです。
続いては、ムーブメント。
このモデルをさらに特別なものにしている要素があります。ブランドのパートナーであるSchwarz Etienne(シュワルツ・エティエンヌ)社は、テン輪を濃い赤色に着色する方法を開発し完成させました。
これは、ショパンの心臓を表すもう一つの表現です。どんな時計でも「心臓」と呼ばれるバランスホイールの製造には、わずかな計算ミスでもメカニズム全体、ひいては、時刻計時全体を破壊する可能性があるため、その製作にはかなりの精密性が必要です。赤いバランスホイールは、ショパン・ブランドの時計の際立った特徴です。
「フリデリク・ショパンの作品は、ポーランド文化における最大の宝のひとつです。私たちにとって、世界でもっとも有名なアーティストの一人にささげられたこの時計は、大きな誇りの源です。ある意味、この時計を製作するということは、現代へのノスタルジックな旅のようなものでした。Chopin Op.10 No.12の生産数は、年間わずか56本に制限されており、優雅さの本質を表しています。私たちの時計は、真の芸術愛好家や、ポーランドと海外の両方でクラシック音楽に特別な思いを持つ人々にアピールできると信じています。」と、ショパン・ブランド設立を担当したBłonie(ブウォーニェ)社のCEO、Michał Dunin(ミハウ・ドゥニン)は語りました。
“Time is the best censor, and patience the most perfect of teachers(時間は一番の批評家で、忍耐は一番の先生です)” フリデリク・ショパンによるこれらの言葉は、世界的に有名なスイスのデザインスタジオNeo Desis(ネオデシス)の創設者であり、アート・ディレクターであるAntoine Tschumi(アントワーヌ・チュミ)に影響を与え、ショパン・ウォッチのデザイン・コンセプトを完成させました。
輝かしいピアニストで天才的な作曲家として、ショパンは時代を超越した芸術作品のデザインと創作には多大な忍耐と謙虚さが必要であることを確かに認識していたことでしょう。
ブウォーニェ社の共同創業者であるMaciej Maślak(マチェイ・マシラク)は、この卓越したリストウォッチを製作することに尽力した3年間について説明しています。
「ショパンの作品は、多くの理由で注目に値します。まず、それは私たち全員にユニークな方法で影響を及ぼします。これは本当に素晴らしい芸術の際立った特徴だと思います。第二に、時間の経過にもかかわらず、彼の美しい音楽はまだ私たちの心と魂に触れ、それらを動かす力を持っています。私たちがプロジェクトで取り込みたいと思ったのは、ショパンの作品の普遍性と適時性であり、生意気なように聞こえるかもしれませんが、私たちはそれを成し遂げたのである、と思っています。」
ブランドオーナーは、スイス時計業界における最高のマニュファクチャーのひとつであるという評判の、100年以上の歴史を誇り、家族経営であることでも有名な、スイスのシュワルツ・エティエンヌ社に協力を求めました。
大切なパートナーとして、シュワルツ・エティエンヌ社は、ショパン・ブランド時計の製造、品質管理プロセスを担当しています。
ショパンOp.10 No.12は、フリデリク・ショパン研究所の指導の下創作され、年間生産本数は56本に制限されています。
それはまさに、時計愛好家やコレクターにとって、まさに入手すべき作品となっているということです。ショパン・ブランドの下、毎年製造される時計の数は、ポーランド文化・国家遺産大臣の同意がない限り変更はできません。ポーランドを拠点とするブウォーニェ社は、新しいショパン・ブランドの設立を支援する会社です。
テクニカル・インフォメーション 【 Chopin Op.10 No.12 】
キャリバーMSE210
平行に配置されたツインバレル
平行に配置されたツインバレル
約96時間のパワーリザーブ
197のコンポーネント(37のルビーを含む)
スイス、ラ・ショードフォンのSchwarz Etienne社にて製作、アセンブル
振動数: 21,600 A/h(3Hz)
機能 : 時・分表示 スモールセコンド(6時位置)パワーリザーブ表示(9時位置)
ケースマテリアル: 316Lステンレススティール
径: 43.00mm
防水性: 5気圧防水
ガラス : ドーム型サファイア・クリスタル 無反射コーティング
針 : ブルー・プレイト
ストラップ : ブラックのアリゲーター
ステンレススティール製のバタフライ・バックル
197のコンポーネント(37のルビーを含む)
スイス、ラ・ショードフォンのSchwarz Etienne社にて製作、アセンブル
振動数: 21,600 A/h(3Hz)
機能 : 時・分表示 スモールセコンド(6時位置)パワーリザーブ表示(9時位置)
ケースマテリアル: 316Lステンレススティール
径: 43.00mm
防水性: 5気圧防水
ガラス : ドーム型サファイア・クリスタル 無反射コーティング
針 : ブルー・プレイト
ストラップ : ブラックのアリゲーター
ステンレススティール製のバタフライ・バックル
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