Gravity Equal Force (グラヴィティ・イークォル・フォース)は、Armin Strom(アーミン・シュトローム)の社是である「絶え間ない革新」を示す最新のウォッチです。
通常のメインスプリングバレルを逆さまにセットし、クラッチ分離による作動停止機構とテンプにコンスタントなパワーを伝達する自動巻機構を組み合わせた装置を加えました。大胆なムーブメント、ダイヤル、ケースの設計により生まれたグラヴィティ・イークォル・フォースは、競合力のある価格で革新的な時計づくりを進める「システム78 コレクション」の第一弾です。
アーミン・シュトローム マニュファクチュールのウォッチはすべて原則として革新を体現しています。グラヴィティ・イークォル・フォースのコンセプトは、テンプに均等なパワーを伝達し、それにより一定した歩度を保つことにあります。従来の作動停止機構を進化させたアーミン・シュトロームの画期的なクラッチ分離による作動停止システムは、メインスプリングバレルの中で機能しテンプに伝達されるトルクを制限してなめらかなパワー伝達を行います。クラッチ分離による作動停止システムが自動巻ムーブメントの中に組み込まれたのは初めてのことです。
モーター・バレルの断面図 |
輪列と巻き上げシステムに多くの改良を加えた新キャリバーASB19は、既存の理論を常に見直し、社内の研究開発部門を活用して時計製造テクノロジーを常に進化させるアーミン・シュトロームの姿勢を示しています。
新しいグラヴィティ・イークォル・フォースは、以前のモデルとは異なる新しいオフセンターダイヤル、サイズが小さく薄いケースを採用しています。ウォッチのさらなるハイライトは、懐中時計にインスパイアされたトリプルブリッジがASB19を支えていることです。アーミン・シュトロームで初の41ミリケースは、クラシックなテイストのお客様に好まれることでしょう。
現在のサイズはアーミン・シュトロームのDNAの本質的な性格を示すものですが、新たなデザイン感性により、本質的な価値への回帰を見てとることができます。オフセンターダイヤルの採用により、グラヴィティ・イークォル・フォースはより読みやすく、ユーザー、コレクターの皆様により快適にお使いいただけるものとなりました。
アーミン・シュトロームのグラヴィティ・イークォル・フォースはシステム78コレクションの第一弾モデルです。ステンレススティールケース、価格は2,250,000円(税別)です。
グラヴィティ・イークォル・フォースのインスピレーションと開発
グラヴィティ・イークォル・フォースはすべてのモデルにおいて向上を目指すアーミン・シュトロームの姿勢を体現するものです。革新を社是とする創造的ウォッチブランド、アーミン・シュトロームのウォッチメーカーとムーブメント エンジニアたちは日々研究を重ね、時計製造における新たな理論、実践の探究を続けています。
グラヴィティ・イークォル・フォースの開発は、調整機構に均一なパワーを伝達することを目標として始まりました。その結果、クラッチ分離による作動停止メカニズムをバレルボックスに組み込むことにより、テンプとエスケープメントにコンスタント(恒常的)なパワーを伝達することができるようになりました。
ジュネーブ・ホイールをバレルボックスカバーに組みつけ、メインスプリングの回転を可能な12.5回転のうち9回のフル回転に制限します。これはメインスプリングの潜在トルク曲線の72%にあたり、最も平らで最も均一な部位です。バレルボックスが軸から巻き戻されてゆくにつれ、ジュネーブ・ホイールの回転状態をピンが数え、ロック位置に来るとそれ以上の巻き戻しを止めます。
これによりテンプへのパワー伝達が最も均一で、振幅も最大効率の状態のまま制限されます。巻上げ最大リミットに達するとクラッチ分離メカニズムがメインスプリングをスリップさせ、マイクロローターは巻上げ最大時も均一に回転します。
ジュネーブ・ホイールに取りつけられた小さなクラッチ分離レバーが、ホイールの回転とフルからゼロまでのパワーリザーブをマークします。バレルカバーの上にあるパワーリザーブ表示はウォッチが巻き上げられるにつれて変化し、ダイヤルにバリエーションをもって表示されます。
この新しいクラッチ分離による作動停止メカニズムは、メインスプリングバレルの構造の完全な見直しと同時に生まれました。あるアメリカの顧客がヴィンテージの懐中時計を修理のためにアーミン・シュトロームに送ってきていました。これがヒントとなり、以前の時計のシステムを改良して近代的なムーブメントを生み出すアイデアが生まれたのです。
懐中時計のムーブメントを調べてみると、モーターバレルのバレルと巻上げメカニズムが通常のバレルと逆の構造になっていることがわかりました。通常の設計ではセンター軸がジュエルベアリングによりバレルの中で回転しメインスプリングを巻上げています。完全に巻き上がった時、軸はそのまま固定されているので、メインスプリングはバレルボックスを押し、そのまま輪列を駆動させ続けます。
通常のメインスプリングバレルは精度の高いジュエルベアリングに支えられて回転するのではなく、軸の回りを回転するので摩擦が多く、回転精度が劣っています。アーミン・シュトロームのモーターバレルの設計ではこれを逆転させ、バレルボックスは巻上げの後ロックし、より正しく精度高くサポートされた軸が回転して輪列を駆動させるようにします。
このちょっとした相違は少なくとも1世紀ほどの間顧みられることがありませんでした。現在客観的に評価してみると、このシステムの方がムーブメント作動の間、より精度が高く安定することが明確になりました。アーミン・シュトロームのウォッチメーカーたちはこのアイデアをもとに完全に新しいウォッチを作り、新コレクションとして発売したのです。
キャリバーASB19の開発は、前世紀から続く技術の進歩により改良され向上した全ての部品の恩恵を受けています。新たなレイアウト、及び向上した歯車の形状と確かな調整により、作動がなめらかになり機能の信頼性が高まりました。
アーミン・シュトロームの革新と開発に対する熱心な姿勢は、レゾナンス・クラッチ・スプリングの開発時に大きな飛躍を遂げました。特別に変化が求められていない部分で、革新に挑戦し、新たな見直しをするという機運が成功したのです。これはメカニズムに関してだけではありません。アーミン・シュトロームのデザイン感性も進化し続けています。
以前のオープンワークのディスプレイは現在オフセットダイヤルとなり、表示が読みやすくなりました。バレルとマイクロローターが見える構造で、昔の懐中時計にヒントを得たクリーンなブリッジにサポートされています。全体のデザインは細かなディテールを省き、本質的なものに集約しています。
以前のケースよりサイズを小さくしたアーミン・シュトロームとしては初めての、41mmのケースが生まれました。アーミン・シュトローム氏を象徴するアイコンである6時位置のリップは存在していますが、よりなめらかなフォームにまとまっています。この機会にアーミン・シュトロームはムーブメントの部品も全て改良し、アーミン・シュトローム キャリバーの新たな基準を作成しました。
アーミン・シュトロームの開発の哲学は、全体的見直しを進めてデザインを改良しブランドの新たなページを開くことにあります。すべての機会をとらえて時計づくりの理論を見直し、一つ一つの新しいウォッチを改善し、アーミン・シュトロームの仕上げをこれまでで最高のレベルに引き上げることです。
システム78:アーミン・シュトロームのエントリー・モデル
グラヴィティ・イークォル・フォースの開発は、調整機構に均一なパワーを伝達することを目標として始まりました。その結果、クラッチ分離による作動停止メカニズムをバレルボックスに組み込むことにより、テンプとエスケープメントにコンスタント(恒常的)なパワーを伝達することができるようになりました。
ジュネーブ・ホイールをバレルボックスカバーに組みつけ、メインスプリングの回転を可能な12.5回転のうち9回のフル回転に制限します。これはメインスプリングの潜在トルク曲線の72%にあたり、最も平らで最も均一な部位です。バレルボックスが軸から巻き戻されてゆくにつれ、ジュネーブ・ホイールの回転状態をピンが数え、ロック位置に来るとそれ以上の巻き戻しを止めます。
これによりテンプへのパワー伝達が最も均一で、振幅も最大効率の状態のまま制限されます。巻上げ最大リミットに達するとクラッチ分離メカニズムがメインスプリングをスリップさせ、マイクロローターは巻上げ最大時も均一に回転します。
ジュネーブ・ホイールに取りつけられた小さなクラッチ分離レバーが、ホイールの回転とフルからゼロまでのパワーリザーブをマークします。バレルカバーの上にあるパワーリザーブ表示はウォッチが巻き上げられるにつれて変化し、ダイヤルにバリエーションをもって表示されます。
この新しいクラッチ分離による作動停止メカニズムは、メインスプリングバレルの構造の完全な見直しと同時に生まれました。あるアメリカの顧客がヴィンテージの懐中時計を修理のためにアーミン・シュトロームに送ってきていました。これがヒントとなり、以前の時計のシステムを改良して近代的なムーブメントを生み出すアイデアが生まれたのです。
懐中時計のムーブメントを調べてみると、モーターバレルのバレルと巻上げメカニズムが通常のバレルと逆の構造になっていることがわかりました。通常の設計ではセンター軸がジュエルベアリングによりバレルの中で回転しメインスプリングを巻上げています。完全に巻き上がった時、軸はそのまま固定されているので、メインスプリングはバレルボックスを押し、そのまま輪列を駆動させ続けます。
通常の香箱車と香箱真の断面図 |
モーター・バレルの断面図 |
このちょっとした相違は少なくとも1世紀ほどの間顧みられることがありませんでした。現在客観的に評価してみると、このシステムの方がムーブメント作動の間、より精度が高く安定することが明確になりました。アーミン・シュトロームのウォッチメーカーたちはこのアイデアをもとに完全に新しいウォッチを作り、新コレクションとして発売したのです。
キャリバーASB19 - ダイアル側 |
キャリバーASB19の開発は、前世紀から続く技術の進歩により改良され向上した全ての部品の恩恵を受けています。新たなレイアウト、及び向上した歯車の形状と確かな調整により、作動がなめらかになり機能の信頼性が高まりました。
キャリバーASB19 - ムーブメント側 |
アーミン・シュトロームの革新と開発に対する熱心な姿勢は、レゾナンス・クラッチ・スプリングの開発時に大きな飛躍を遂げました。特別に変化が求められていない部分で、革新に挑戦し、新たな見直しをするという機運が成功したのです。これはメカニズムに関してだけではありません。アーミン・シュトロームのデザイン感性も進化し続けています。
以前のオープンワークのディスプレイは現在オフセットダイヤルとなり、表示が読みやすくなりました。バレルとマイクロローターが見える構造で、昔の懐中時計にヒントを得たクリーンなブリッジにサポートされています。全体のデザインは細かなディテールを省き、本質的なものに集約しています。
以前のケースよりサイズを小さくしたアーミン・シュトロームとしては初めての、41mmのケースが生まれました。アーミン・シュトローム氏を象徴するアイコンである6時位置のリップは存在していますが、よりなめらかなフォームにまとまっています。この機会にアーミン・シュトロームはムーブメントの部品も全て改良し、アーミン・シュトローム キャリバーの新たな基準を作成しました。
アーミン・シュトロームの開発の哲学は、全体的見直しを進めてデザインを改良しブランドの新たなページを開くことにあります。すべての機会をとらえて時計づくりの理論を見直し、一つ一つの新しいウォッチを改善し、アーミン・シュトロームの仕上げをこれまでで最高のレベルに引き上げることです。
システム78:アーミン・シュトロームのエントリー・モデル
マニュファクチュールの創立者サージュ・ミシェルはこう語ります:「グラヴィティ・イークォル・フォースはシングルバレル・コレクションに代わるシステム78コレクションを打ち出し、ブランドの向かう新たな方向を示すものです。このオートオルロジュリー コレクションは、完璧な仕上げ絶え間ない革新を体現し手頃な価格でお届けするアーミン・シュトロームへのエントリーポイントとなるものです。
私たちの信じる時計づくりの価値観と革新への希求を幅広い層のお客様に理解していただくことは容易ではありません。これだけの完璧なものをこの価格でお届けするという方針は私たちにとって大きなチャレンジでした」。
私たちの信じる時計づくりの価値観と革新への希求を幅広い層のお客様に理解していただくことは容易ではありません。これだけの完璧なものをこの価格でお届けするという方針は私たちにとって大きなチャレンジでした」。
技術仕様: グラヴィティ・イークォル・フォース
Gravity Equal Force Ref. ST19-GEF.90.AL.M.35
表示:時、分、秒、パワーリザーブ表示
ムーブメント:アーミン・シュトローム マニュファクチュール キャリバーASB19
自動巻、マイクロローター ジュネーブ駆動コンスタントフォース バレル オフセンターにセットされたダイアル スモールセコンド
調整機構:4個の調整ネジ付テンプ
パワーリザーブ:ジュネーブ作動停止システムにより72時間までに制限
サイズ:35.52 mm x 11.67 mm
振動数:3,5 Hz (毎時25,200 振動)
仕上げ:最高級の手仕上げ
石数:28
部品数:202
ケース:ステンレススティール
反射防止加工のサファイアクリスタルとケースバック
径:41 mm
高さ:12,65 mm
防水性:3気圧
ダイヤル:オフセット サブダイヤル
針:アーミン・シュトローム製 ステンレススティール 手作業による仕上げ
ストラップ:ブラックのアリゲーター・ストラップ ステンレススティールのピンバックル(オプションで、ステンレススティール製ダブル・フォールディング・クラスプも可能)
価格: 2,475,000円(税込)
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