CZAPEK - «Ricochet» guilloché



CZAPEKの新作、Ricochet(リコシェ)ギョーシェがダイアルに施された38.5mmバージョンのモデルが入荷しました。



CZAPEK社独自の「Ricochet(リコシェ)」ギョーシェ・パターンは、1850 年代François Czapek(フランソワ・チャペック)が作り出した古典的なデザインからインスピレーションを受けています。


その前に、"Ricochet" って何でしょう。ricochetとは、「動く物体が何かに当たって違う方向に”跳ね飛ぶ,跳ね返る”」というような意味合いの言葉で、それが発展して、「水切り」という水面に向かって回転をかけた石を投げて、水面で石を跳ねさせる遊びであるstone skippingのイメージも含んでいます。





その主な特徴とユニークな容貌は、ダイアルのセンターにひとつの焦点だけを持つ伝統的なギョーシェ・パターンとは異なり、2つの焦点が存在するということです。Czapek 独自のスモールセコンドとパワーリザーブを示す2つのインダイアルに対応するこの2つの焦点は、ダイアルに魅力的な「波の干渉」を作り出します。
ダイアルを拡大したところ


ダイアルは、シルバー、パラジウム、プラチナの合金製のボンベ・スタイルで、スイス最高のアトリエのひとつであるダイアルメーカーMetalem 社(LeLocle) にて手作業にて製作されました。それはモダンとトラディショナルなアプローチの両方を融合しています。たとえば、Czapek のロゴはダイアル上に刻印されているのではなく、直接プリントされており、ひとつだけのアラビア数字とバーインデックスがモダンな印象を与える一方、シェイプはポケットウォッチのように「ボンベ」となっています。
これは、Metalem社でのダイアル製作の様子を紹介したものです。



Metalem社は、1928年創業の老舗ダイアルメーカーです。こちらに詳しい解説があります。

今回発表されたシーソルト・グレイとアクアブルーのギョーシェ・ダイアルは、伝統的なウォッチメイキングのルールを破る38.5mm 径のXOスティール・ケースに搭載されています。手作業によるギョーシェは時計製作における職人技の頂点のひとつでもあるので、グランド・コンプリケーションやプレシャス・メタルを使用したケースに見られるだけで、多くの時計愛好家が手に入れることは困難でした。このモデルは、それを可能にしています。

Quai des Bergues "Éternité" Aqua Blue
Quai des Bergues "Éternité" Sea Salt Gray
キャリバー SHX1

すべてのCzapek Quai des Bergues のタイムピース同様、ギョーシェ・モデルにもCzapek 社とChronode 社で共同開発した手巻きの高級ムーブメント、キャリバーSXH1が搭載されています。ムーブメントはダブルのオープン・ラチェット、サンドブラスト仕上げのブリッジ、手作業による面取り、ブルー・スクリューなど見事に仕上げられています。


Quai des Bergues "Éternité" Aqua Blue & Sea Salt Gray スペック
機能
- 時・分表示
- スモールセコンド(7時30分位置)
- パワーリザーブと週表示(4時30分位置)

ムーブメント
- Czapek キャリバー SXH1 : Chronode 社とCzapek 社により開発された手巻きムーブメント
- ツインバレル、約7日間(168時間)のパワーリザーブ
- 振動数 : 21,600 VpH (3Hz)
- 径 : 32mm(14 ¼リーニュ)厚 : 4.75 mm
- 仕上げ : サンドブラストのブリッジ ブルー・スクリュー

ケースとブレスレット
- XO スティール
- ケース径 : 38.5 mm
- 両面に無反射加工がなされたドーム型サファイア・クリスタル
- 両面に無反射加工がなされたサファイア・クリスタルのケースバック
- 防水性 : 3気圧日常生活防水(3 atm)
- アリゲーター・ストラップ、XO スティールのバックル

ダイアル
- ゴールド、シルバー、パラジウム、プラチナの合金
- 1850年代のCzapek のギョーシェにヒントを得た「Ricochet(リコシェ)」ギョーシェ


- スティール


François Czapek の審美的な完璧さを求めて創造されたQuai des Bergues ギョーシェ・モデルは、ウォッチメイキングの卓越性、クラフトマンシップ、美しさが驚くほど魅惑的に融合したタイムピースです。

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